2022年読書評3
「三毛猫ホームズの仮面劇場」
また三毛猫ホームズです。
今回は、珍しくと言っちゃなんですが、面白かったです。
物語は:
人生を諦めた男女と少女、彼らに対し何者かが家族を装うように指令する。実行したら大金をと約束して。
さて、彼らの住むロッジ「霧」には、なぜか片山一行、芸能関係者たちも招待される。
裸の女性がボートで辿りついたり、車が炎上したり、川沿いにある秘密の地下室が見つかったり。
そしてそもそも犯人の目的は誰か?
というものです。
私は珍しく、興味深く面白く読めました。
作品は2002年頃のもので、作者の質も落ちていない頃です。しかし行間が広くなっているので、多少原稿数は少なくなっていたのだと察します。
が、楽しめる作品になっていると思います。
*石津刑事が冗談を言っても周囲がニコリともしない、というパターンはいつもほほえましい。
ただし、ラスト1章になっても犯人や動機が出て来ず、どうやってまとめるのだろうと思っていると、犯人は分りましたがどうも人物相関がややこしく、誰が誰だかわからず、すっきりしません。
映画「名探偵登場」というのがありまして、これは多くの探偵が屋敷に招かれ、そこで起こる殺人事件を解くというものです。
しかし、ラストである人物が推理小説に対し、苦言を呈するシーンがあります。
それは、謎解きの推理小説だが、ラストで犯人が明かされるとあまり重要ではない人物で、それまで小説に出で来なかったような人物が犯人とされる。読者に推理の余地を与えず、しかも人物相関は複雑で訳が分からないようにして誤魔化している
というようなことを言っていました。(確かな記憶ではありませんが)
この本もラストの犯人明かしでは、私はそのような印象を受けました。
しかし小説として、そのプロセスが楽しめるものになっているので、本としては成功しているかな、と思います。
「天の酒殺人事件」
日下圭介
途中挫折
冒頭だけ読んだが、登場人物がバラバラで止めてしまった。私は一人の主人公を追う話の方が読みやすい。
「山頭火うしろ姿の殺人」
日下圭介
同じ日下圭介の作品。こちらは読みやすかった。感想としては非常に地味な作品であるけれど、悪くないかなという感じ。
物語は:
出版社に勤める女性、ある老女性作家の原稿を取りに行くが、その原稿を仕舞ってある場所から出すと、文字が消されているという奇妙な事件が起こる。その後、その老作家が火事で亡くなる。
その原稿に書かれていたのは詩人の山頭火という人の謎を解くものらしい。というのでその女性編集者は足を怪我して入院中の恋人と共に謎を解く、
というもの。
私の印象は、先に書いた通り、比較的読みやすいので最後まで読めたけれど、詩人の山頭火とやらに馴染みがないので、とにかく暗い印象で、後半になるとやたらと登場人物が出て来るので人物相関がややこしくて、そういう意味では出来が良いとは言えないかな、というものでした。
この作家、私のお気に入りではあるのですが、
「木に登る犬」「うぐいすを呼ぶ少年」の二作は、短編集ですが秀逸だと思います。
しかし、当たりハズレがある作家であると思います。
特に後半の方の作品は読みにくいものが多いと思います。彼は元々新聞社の記者をしていた人で、作家に転身した人。
才能はあると思うのですが、作品によって高低があります。
「嵐の湯へようこそ」
松尾由美
角川文庫の書きおろし
親を亡くし、二人で生活する姉妹。姉は25くらいのOL、妹はひきこもりがちな19歳。
彼女らがこれまで存在すら知らなかった叔父から遺産として銭湯を相続する。そこで客の老人らからもちこまれる日常の謎を解く、
というもの。
姉が聞き役で妹が推理するという、いわゆるコージー(日常)ミステリかと思いきや、
本の中盤でいきなりSF要素が出てきます。
ただ、この作家、ミステリを描くのですが作品のどこかにかならずと言っていいほどSF要素が組み込まれるのが特徴なので「ああ、やはり」という感じが私はしました。
~読みやすいのですんなり読めます。
~この作家、スロースターターなのか古来の小説の作法に倣ってか、物語の1章が終わるまで物語がなかなか進まないという特徴はあります。
そしてこの作家、角川からは初めてかな。
私は最近、新しい角川文庫を手にしていなかったのですが、やはり他者にくらべ紙質がシンプルな感じがします。
昭和の時代の横溝などの本は、わら半紙のような紙を使っていました。少し茶色い。子供の頃の友達は「この紙の匂いが好きだ」などと言っていましたが。
ただ、時が経つとこのような紙質はかなり焼けるのです。つまり、濃い茶色になるのです。
紙は真っ白より目に良いと思いますが、昭和の時代の横溝などはかなり読みづらくなっています。
ココナラ
姓名判断とタロットを組み合わせて5000円
https://coconala.com/services/2114774?ref=top_histories&ref_kind=home&ref_no=1
姓名判断 タロット カウンセリングを行います 本物の姓名判断を用いカウンセリングします
いつも気持ち玉をありがとうございます。m(_ _ )m
姓名判断(あなたの惑星転生、運勢、カルマなどを導き出します)
カウンセリング タロット占い 開運名~ペンネームを作って開運する~
ご依頼はこちら
愛の預言・宇宙の法則Kindle版
預言者のコラムKindle版
ホームページ:愛の預言・宇宙の法則
アメーバ・ブログ
|



"2022年読書評3" へのコメントを書く